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「Canon Easy-PhotoPrint for iPhone」体験レビュー
iPhoneとiPod touchの最大の魅力は、なんといっても公開されているアプリで自由に機能を追加できることだ。

アプリを購入・ダウンロードできる「App Store」への登録数は、開始からわずか1年3ヶ月ほどで10万本を超えている。ゲームから仕事に役立つツールまで、ジャンルも幅広く揃っているが、なかでも人気を集めているのが「カメラ系」と呼ばれるアプリのカテゴリーだ。
iPhoneに内蔵されているカメラは、画素数が3メガピクセル程度(昨年発売のモデルでは2メガピクセル)、機能もシャッターボタンしかついていないとてもシンプルなものだ。デジカメ並のカメラ機能を持つ最近の携帯電話と比べるとかなり貧弱だが、100本を超えるカメラ系アプリを使うことで、様々な機能を追加することができる。
例えば、趣のある写真が撮れる「トイカメラ」として使うもの、大変高価なチルトシフト・レンズをシミュレートしたアプリなど、実にユニークなものが揃っている。専門的な知識がなくても、だれでも簡単な操作で面白い写真が撮れるため、一種のブーム起きているのだ。iPhoneカメラに限定された写真展の開催やカメラ系アプリのガイドブックが発売、海外に目を向けると写真共有サイト「Flickr」のカメラ別シェアでiPhoneが1位になったこともある。

iPhoneの場合、カメラ系アプリで撮った作品を直ぐに写真共有サイトにアップロードしたり、Twitterで公開することができて便利なのだが、唯一手間がかかるのが紙にプリントしたいと思った時だ。
デジカメであればダイレクトプリント、携帯電話なら赤外線やBluetoothを使って直接印刷ができるが、そのいずれにも対応していないiPhoneの場合は、Mac/PCを起動してUSBで接続し、ファイルを転送してから印刷するという方法が一般的だ。手間もさることながら、Mac/PCが起動するのを待つと思っただけで、プリントするモチベーションは下がってしまう。
その煩わしさを解消していくれるのが、今回キヤノンから発売された「PIXUS MP990、MP640、MP560」だ。
iPhone・iPod touchに内蔵されている無線LAN(Wi-Fi)を使い、ワイヤレスで写真をプリントする機能に対応している。直接印刷するのでMac/PCを起動・転送する時間・手間から解放される訳だ。

使用するにはワイヤレス・ルーターが必要となるが、iPhone・iPod touchユーザーならば既に導入してるユーザが多いに違いない。あとは、App StoreでiPhone・iPod touch向けに無料で公開されているアプリ「Canon Easy-PhotoPrint for iPhone」をインストールするだけで直ぐに利用できる。
プリンターのWi-Fi設定を済ませ、アプリを起動すると自動的にプリンターを認識してくれる。モニターでお借りした「PIXUS MP640」の設定・接続には文字通り5分とかからなかった。
「写真アルバム」から印刷したい画像を選択し、用紙のサイズや種類、フチあり・なしを指定する。iPhone・iPod touchユーザーであれば、操作に迷うことはないはずだ。あとは「プリント」のボタンを押すだけで、ワイヤレスで印刷が始まる。
どちらかというと新しいも好きなので、CDダイレクトプリントや両面印刷などの新機能が追加される度に買い替えていたのだが、4年前に現在使用しているMP800を購入したのを最後にプリンターにあまり興味が無くなっていた。必要な機能をほとんど揃っているし、画質も十分キレイだからだ。

それでも、お借りした「PIXUS MP640」を使ってみて、ホイールを採用した操作画面の使いやすさや、出っぱりがなくひと回り小さくなったサイズ(スキャナの方式の違いもあるのだが)など、確実に良くなっているのが実感できた。そしてなにより、iPhone・iPod touchからのワイヤレス・プリント機能は魅力的だ。ちょうど今のプリンターのインクが2色無くなりかけているので、買換えのよいタイミングかなと思っている。