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トップページパワーブロガーコラム「Lifehacking.jp」vol.2 紙をなくすだけではない。生活に近道を生み出すドキュメントスキャナーの可能性

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紙をなくすだけではない。生活に近道を生み出すドキュメントスキャナーの可能性

ドキュメントスキャナーはよく、「散らかった紙をスキャンして捨てる」という用途だけが強調されて説明されがちです。しかし、ちょっと工夫すれば、デジタルとアナログとの橋渡しをするために生活の色々な場所に応用することができます。

私たちのふだんの生活はどんどんデジタル化が進んでいます。しかし私たちが囲まれているのは、手触りと、手に持てば重みの伝わるアナログの世界です。ドキュメントスキャナーには、この二つを結びつける役割ができるのです。

また、前回の記事で書いたように、今回レビューをしているキヤノンのドキュメントスキャナーimageFORMULA DR-150 の一番の特徴は「引き寄せて使う」ことができる点です。これを活かした、ちょっと個性的な利用法を考えてみましょう。

名刺をいただかないイベント

イベントの会場で開催側が参加者から名刺を一枚いただくという光景をよく見ます。その名刺の名前や連絡先を必死でパソコンに入力しているスタッフの姿を舞台裏で見ることも。名刺交換がデジタルになればこうした煩雑な手続きはなくなるのかもしれませんが、それにはまだまだ時間がかかりそうです。

それでは、まず手間を一段階減らして、いただいた名刺をその場でスキャンしてお返しするイベントはいかがでしょう。戻ってきた名刺をみて意外に思う参加者もいるかもしれませんが「環境への配慮をしている」と思えば、なかなか味なことをしている主催者だなと思ってもらえるかもしれません。名刺を日本語 OCR にかければおおまかな情報を抜き出すことができて、手間を減らすこともできるわけです。

すでに名刺は電話番号よりもむしろ、メールアドレスやブログ、ツイッターアカウントを相手に伝えるためのものとなっています。紙の名刺は交換してはじめて意味があるという常識を疑って、「情報だけを交換する」という発想に切り替えるわけです。こうしてドキュメントスキャナーは、アナログな名刺をデジタルな世界へと橋渡しするのです。

プリントを持ち帰らせない学校

ワープロと添付ファイルが全盛のこの時代でも、学級新聞やプリントを手書きで作る頼もしい先生は大勢います。手書きの筆触には独特の温かい味わいがあって、これを失うのは惜しいと思います。

しかし一方で、プリントを印刷して配るのはたいへん面倒な作業です。そこで、せめて印刷と配布の手間をバイパスして、手書きのプリントをスキャンして保護者のメーリングリストに送信する。そんなことがあってもいいのではないでしょうか。DR-150 ならスキャンした文章をそのまま Evernote に入れることができますので、スキャンすることがそのままプリントの保管庫を作ることにもなって、一石二鳥です。

DR-150 が手軽に持ち歩けるということは、オフィスや教職員室で一台のドキュメントスキャナーが机から机へと、必要とされている場所で利用できるということでもあります。「ホッチキスを貸してください」というのと同じくらいの気持ちで、「次、スキャナーこっちに回して」という会話が想像できそうですね。

図書館に必ずドキュメントスキャナーを配置する

最近は電子書籍の話題がもちきりですが、膨大な価値をもった過去の本がすべて電子化される日はなかなかやってこないでしょう。資料を図書館でコピーして持ち帰るという光景は、今後もしばらくは続くでしょう。

最新のコピー機とスキャナーを搭載した複合機ならコピーした内容を PDF にすることもできますが、高価ですのでなかなかすべての図書館におくことはできません。そこで、DR-150 のような安価なドキュメントスキャナーをコピー機の横のパソコンに接続しておくというアイディアはどうでしょう。

資料をコピーしたい人は有料で新しい紙を利用して持ち帰ることもこれまでどおりできますが、無料で裏紙を利用してコピーをして、コピーしたその片面のみをスキャンするというサービスもよいかもしれません。作ったデータはメールで自分宛に送信して、コピーした紙を持ち帰る手間を省いてしまいます。

このように、「これまでのやりかた」を疑ってみると、思わぬ合理的な利用法が浮かび上がってくるのです。

郵便局のない場所から絵葉書を送る

ドキュメントスキャナーの魅力は、アナログな媒体である紙にデジタルな翼をつけることができる点です。こうした特徴をいかして、届くはずのないものを届けてしまうことができます。

たとえば観光地などで、ドキュメントスキャナーを使って、スキャンした絵葉書を自動で任意のメールアドレスに送り届けるというサービスをしてみるのはいかがでしょう。一枚の絵葉書を作れば、複数の人に送り届けることができるというのも、スキャンされた文書がアナログを超えている点です。

私たちはもはやメールくらいでは驚きません。しかし届くはずのない場所からメールで手書きのメッセージが届いたら、たいていの人はびっくりするのではないでしょうか。

このように、「これまでのやりかた」を疑ってみると、思わぬ合理的な利用法が浮かび上がってくるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。こうして考えると、ドキュメントスキャナーの役割はなんでもデジタル化することではなく、アナログの世界をデジタルにつないで、合理的な近道を生み出すことなのだという風に、発想が広がったのではないかと思います。

ぜひここに挙げた例を参考にして、あなたの日常にドキュメントスキャナーが生み出す近道を作ってみてください。

※スキャンして取り込んだデータは、個人的にまたは家庭内などのごく限られた範囲内に限り使用することができます。著作権の目的となっている著作物の使用については、権利者に無断で使用することはできません。十分ご注意ください。

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ブログ「Lifehacking.jp」管理人。ライフハックとは「人生を変える小さな習慣」をテーマに、生活と仕事をちょっと楽にする話題を日々紹介しています。

著書に「iPhone 情報整理術」(技術評論社・共著)、「情報ダイエット仕事術」(大和書房)、「Evernote ハンドブック」(evernotebook.com、共著)