SDXCカードが開く、新しいローカル線読書
ローカル線が好きである。元々電車は好きだったが、最近になってまたローカル線熱が再発した。理由は、どこにいても携帯電話やメールなどで外部からの刺激が多すぎることである。
家でゆっくりと読書をし、書評を書こうと思っても、途中で電話などにより中断を余儀なくされて閉口することも多い。外部のカフェなどに移動しても、電波が入る環境であれば同じ事である。もちろん、携帯電話のスイッチを切り、電話線を引っこ抜けばオフラインの環境は作れるが、その勇気もない。
そこで、最近ではローカル線に乗りゆるやかなオフラインの環境をつくり、読書を楽しむ機会が増えた。車窓の風景や電車に乗る人々を眺めながらの読書は旅情をかきたて、普段の環境とは違う発想が出てくるものである。
しかし、そこで裏目に出るのが資料の参照である。普段、すぐに参考文献を参照したり、インターネットで検索する癖がついているものだから、それができないととたんに不便に感じる。
一言で言うと「イライラしてもどかしい」のである。ゆったりとした気分で読書をしたいがためにローカル線に乗っているのにこれでは本末転倒である。
もちろん、ローカル線でも携帯電話のエリア内であることが大半なので、ネットで検索することは可能である。しかし、回線はプアであるし、望みの情報がすべてネット上にあるとは限らない。
理想的には自分の書棚、書庫の情報やPC内の情報をオフライン環境でも持ち歩く事だ。百科事典、国語辞典、英和辞典などは電子辞書やPCで持ち歩くことは、現在では実現されているが、僕が望むのはそこから一歩進んで、自分が持っている書籍をすべて持ち歩く事だ。もちろん一度に読めるのは1冊であるから、単純に読むだけであればそんなに持ち歩く必要はないだろう。
しかし、普段ネットでいつでもなんでも検索できる環境に慣れていると、ふとした思いつきで参照できないととたんに不便に感じる。書評を書くことを前提で本を読んでいると、参考文献を参照したり、ウラをとる作業は必須のものだ。
そんな時にSDXCカードという、最大2TBの大容量のカードのことを知った。このカードがあれば、必要な資料は全て入れておき、いつでも必要な資料文献を参照することが可能になるだろう。
ローカル線の旅はできるだけ身軽にいきたいものだ。右のポケットには文庫本、左のポケットには全ての参考文献が詰まったSDXCカードが入った携帯電話。さらに快適となるローカル線の旅が実現する日も遠い未来ではなさそうである。

俺と100冊の成功本
俺と100冊の成功本は、いわゆる成功本を100冊読むことで、成功できるかを検証するページとしてはじまったビジネス書の書評を中心とするブログ。書評のほかに、手帳、ライフハック、週末起業など、若手から中堅ビジネスパーソン向けの記事を扱っている。著者の尾刀幸雄氏は、2003年11月よりブログを開始、「聖幸」のペンネームでも知られている。ブログで紹介した本が口コミでベストセラーとなることも多く、自己啓発やツキ・運といった分野の書評に定評がある。週末起業フォーラムの認定コンサルタントもつとめている。










