SDXCに見るクラウドの未来

最近流行しているワードのひとつとして「クラウド(=cloud)」があります。クラウドではさまざまなデータを、ローカルのコンピューターではなくネット上のサーバーに置き、そのデータをインターネットに接続可能な端末から取り出します。私たちはあたかもそのデータがローカルにあるかのように利用することができます。

クラウドのひとつの特徴として、大量のデータ保存領域を安価もしくは無料で利用できることがあります。そしてそれがクラウドの魅力でもあります。GmailやYouTube、Flickr、Evernote、Dropboxなどはその典型です。また、ウェブ開発者が開発の際に利用できるクラウドとしては、Google App Engine、Amazon Web Service、GitHubといったサービスがあります。

今、個人やベンチャーでYouTubeのように大量のデータを保存する必要があるネットサービスを構築しようとしているとします。サービスの規模が大きくなってくるにつれてさまざまなボトルネックが生じてきますが、その中で動画のデータ量というのは切っても切り離せない問題です。

自前で大量のハードディスクを搭載したサーバーを用意するにはコストがかかりますし、何よりそのサーバーを置くスペースが必要です。こういう場合、最近よくとられる手段はAmazon Web Serviceを利用してクラウドにデータを預けるという方法ですが、もしここでSDXCのように小さくて大量にデータを保存できるメディアが安価で利用できるとすれば、SDXCをストレージとして用いたシステムを構築するという選択肢が増えることになります。

基本的にハードディスクは読み取り速度が遅いです。ハードディスクより速いと言われるSSDの転送速度は100・00MB/秒あたりですが、SDXCは50MB/秒、104MB/秒から最大300MB/秒を実現可能としています。つまりサーバーのストレージとして利用しても遜色ないスペックが実現されようとしているわけです。

そうなると、これまでの「メモリ - ハードディスク」というサーバー構成に対して「メモリ - SDXC」や「メモリ - SDXC - ハードディスク」といったサーバー構成も考えられそうです。

「私たちが利用しているクラウドの裏で、実はSDXCが使われていた」そんな未来が実際にやってきたとしても、なんら不思議ではないかもしれません。

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F.Ko-Jiの「一秒後は未来」

『F.Ko-Jiの「一秒後は未来」』は、RSSやSEO、Google、API、検索などの技術系の話題に加えて、ちょっとした豆知識やエンタメ系の話題をテーマにしているブログ。執筆者の福永康司氏は、NTTコミュニケーションズにて電子マネーサービスの開発職を経験した後、2006年より株式会社フィードフォースのウェブエンジニアとして転職。趣味でも開発を行っており、Mash up Award 3rdではFeedBurner賞を受賞した経歴を持つ。また、2005年のgoo日本最強検索王決定戦で優勝。検索王の称号を持っている。

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