次世代SDカード規格 SDXCの可能性を考える
「もしも、スマートフォンに2TBの情報を蓄積することができたなら。」
このようなことは、あまりにも話が飛躍しすぎているため、なかなか考える機会がないと思います。
しかしこの夢のような話が、今、現実のものになろうとしています。
SDXCは、従来のSDカードと物理、電気仕様の互換性を維持し、SDバスの高速化とメモリの大容量化を実現した、SDカードの新しい規格。
現行のSDHCが最大32GB、Blu-rayの容量は50GBであるのに対し、SDXCでは理論上2TBまで可能になっています。現在商品化されているものでは64GBが最大ですが、もしも2TBのSDXCカードが実現すると、HD映画が100本、フルHDの高画質モードでの録画で60時間分記録できる計算になります。
ただし、容量が増えるということは、同時に転送スピードの問題がネックとなります。
たとえば携帯の本体に保存されている大量の写真をSDカードへ転送しようとすると、結構な時間を要します。容量と転送速度、切っても切れないこの関係も、さまざまな障壁を作っていたと言えます。
けれども次世代SDカード規格では転送速度の高速化も特徴の1つで、従来のバスインターフェース最大25MB/secに対し、最大300MB/secに高速化する構想が発表されています。
つまり、これら2つの問題を同時にクリアする、SDXC登場の大きなポイントは、
「記憶媒体の容量に左右されなくなる」
というものになります。
記憶媒体の容量がネックになっていたものには動画や画像に関するものだけでなく、さまざまなものがあると思います。これらの問題は、いままで「入らないから」で済まされていた、もしくは話が飛躍しすぎて実現できないために、そもそも思考から外されていたことでしょう。
SDXCは、それらの障壁をすべて取り払うことになるのです。
たとえば、通勤や通学途中に、録画したテレビ番組や映画を、携帯で見ようとする人はあまりいないはずです。
これも記憶媒体の容量という先入観に左右されているもののひとつです。
実際には実現できるわけがないので、そういった発想をしないという事に落ち着くのですが、裏を返せば、記憶媒体の容量の問題さえクリアできれば、あとは不正コピーの防止策を施すだけでも実現できてしまうものなのです。
普段、仕事で帰宅が遅い人も、「WBS」や「ガイアの夜明け」などのテレビ番組を、通勤中の電車の中でも見ることができてしまう。スキマ時間を有効活用する観点でも、今まで以上のものを期待することができます。
同時に、多くの動画や番組を録画する都合上、敢えて画質を落として記憶媒体に動画をのこす、といった行為からも解放されることになります。
ビデオデッキからHDDやBlu-rayレコーダーに変遷し、大容量化が進んだとはいえども、結局は画質の部分に多くの容量を割く事になり、質か量、どちらかの選択をしなければならなかったのです。
この問題も、容量と転送速度の向上によってクリアし、ユーザーは、より高い満足度を得られることになります。
このようにSDXCの登場は、可能性の幅を広げ想像性を高めることによって、顧客のニーズを顕在化する要因となり、売り手と買い手との間でも、素晴らしいシナジー効果を生み出すことになりそうだと私は感じています。

Webマーケティングブログ
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