「速度」「容量」という概念がなくなる日

先日、ある人が面白いことを言っていました。「30年後の通信はどれくらいのスピードになる?」という問いかけに対して「通信速度という概念がなくなる」。つまり、何かを送信したら人間が認識できないほどの速さで届き、「待つ」ということがなくなるというのです。

ムーアの法則だか何だかを利用して30年後の通信速度の予測値を出すことは可能だと思うのですが(私はよく分かりませんが)、体感の変化として「通信速度という概念がなくなる」というのは、業界に近すぎる人間には意外と出せない発想ではないかと思いました。

そんな時代のWebサービスは、もうきっと「明日のプレゼンどうしようかな」と思った瞬間に取引先企業の情報やら業界動向やらの情報がワーッとやってきて、そこで「キーマンはあのヒゲの部長だよな」とか念じると、その方面を深掘りした情報がやってきて、みたいな世界になるのかもしれません。脳には通信モジュールが刺さっていそうです。

そういう時代が来たら、記録メディアもまた「書き込む/読み込む」という概念がなくなり、また「容量」という概念もなくなるのでしょう。一生かかってもまず使い切れないという意味で。

SDXCの登場は、そんな未来へのひとつのステップということになると思います。とりあえずは、位置情報と連動して歩いている間に周辺の情報を自動でどんどんダウンロードして溜め込んでいるとか、1日の行動をすべて記録しておいて夜寝ている間にいろいろ処理してライフログ化してくれる(行動順にトラック番号が振られたり会った人ごとにタギングされたりとか?)とか、そういった感じで容量の大きさをフルに生かして、これまでにない冗長なデータを贅沢に扱うサービス&デバイスが出るんじゃないかと楽しみにしています。

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Heartlogic

ネットを通じた自己表現、コミュニケーションを中心に、CGMマーケティング、コミュニケーション術、人間の成長や教育論などについて研究しているブログ。執筆者の小林祐一郎氏はPC・IT系出版社に勤務の後、Web制作、マーケティング等にかかわりつつライターとしての活動も継続。一般ユーザーの視点から「普通の人」の幸せに繋がるインターネットのあり方を模索している。著書に「Web2.0超入門講座 初心者でもよくわかる『これからのWeb』のすべて」(インプレス)がある。

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